少年ジャンプ展から学ぶ集英社と森アーツタワーのマーケティング力の凄さ


出典:「http://news.mynavi.jp/」
 
シノです。
 
7月18日~10月15日まで六本木森アーツセンターギャラリーで開催された「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1創刊~1980年代、伝説のはじまり」に行ってきました。
 

 

森アーツで開催される展示会は群をぬいて面白い

 
シノは今まで色んな展示会に行ってきてますが、一番行った回数が多いのは六本木森アーツセンターギャリーで開催される展示会です。
 
マンガ家関係・映画関係・ゲーム関係のイベントで且つ森アーツで開催されるイベントは欠かさずチェックして行ってます。
 
 
他の会場で開催された漫画家展とかも行ってますが、もう森アーツで開催される展示会がダントツで一番面白い!
 
 
中でも今回のジャンプ展はじめ、荒木飛呂彦展、ワンピース展、ドラクエ展、といった集英社×森アーツで開催されるイベントが超面白い。
 
それは何故かというと「集英社」と「森アーツセンターギャラリー」は共に物凄いマーケティングが上手くてファンの心を鷲づかみにしてくれるからです。
 
 
この2社に共通するマーケティング力については後々語ります。
 
 
 

私にとっての「少年ジャンプ」

 
世界の大物サッカー選手が「キャプテン翼」を少年時代に読んだ事がサッカー選手を目指すきっかけになった様に、私はじめ「ドラゴンボール」はじめとするジャンプ作品を読んで少年漫画家を目指す様になった人が山ほどいる様に、「スラムダンク」を読んだ事でバスケットマンになった人がいる様に、【少年ジャンプ】という漫画雑誌程、世界中で沢山の人達の人生に影響を与えた雑誌は後にも先にもないと思います。
 
 
私の脳は幼稚園の頃に始まった「ドラゴンボール」のアニメによって「少年漫画脳」と化し、幼稚園児ながらに男の子にまざって北斗の拳のケンシロウごっこをしたり、自作のスカウターを作って戦闘力を図りあったり(数値は自己申告という甘さ)と、とにかく幼稚園の頃にはすでに【少年ジャンプ】という存在は自分の人生の一部と化してました。
 
 
小学生の頃から毎週少年ジャンプを読み漁る様になりました。
 
 
ちなみにいちマンガ好きとして小学生の頃から今でも一貫してるのが「断然アニメよりもコミック派」。
 
自分が漫画家をやっていた事も大きく関係してますが、白黒の原稿用紙に描き殴られる作家さんの熱い想いを直球で受け取れるのって、やっぱ原作でしょうって思うから。
 
アニメでクオリティ高い作品が沢山ある事も知ってるし、もちろんアニメ派かコミック派かは人それぞれ好き好き、て事で。
 
「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」「ドラゴンボール」みたいに子どもの頃からアニメで観ていたものは今アニメで観ても全く抵抗ないのですが、中学生以降から漫画で読み始めた作品はコミックスでしか読めないというワケのわからんこだわりがあります。
 
 
 

「少年ジャンプ」の名作達について語る

 
私が小学校中学年の頃に「ジャンプ超黄金期」の時期が到来して、載ってる漫画はみんな大ヒット作となりました。
 
ドラゴンボール、スラムダンク、幽遊白書、るろうに剣心、アウターゾーン、もうどれもが看板作品でしょっていうすんごい時代でした。
 
 
当時読まずに大人になってからコミックで一気読みして知った名作もあります。
 
「こち亀」は10代の頃は字が多くて読んでませんでしたが、大学生になってから読み始めたらドハマリしてしまい、当時実家には100巻以上のコミックスが全巻揃い本棚を占領していました。
 
「ジョジョの奇妙な冒険」も独特な絵柄が苦手でスルーしてましたが、これまた大学生の時に読んでドハマリして、今は生涯の名作トップ10に入っています。
 
 
 
そして個人的に大人になってから知った名作として語りたいのが、今は「ZETMAN」を描かれてる桂正和先生の「電影少女(ビデオガール)」。
 
桂先生と言えば「女の子のお尻を描かせたら世界一」と言われる程、とにかく女性キャラが可愛いという事でも有名ですが(男性キャラもイケメンです)、小学生だった当時はこの「電影少女」という漫画は、「ちょっとエッチな漫画」という括りでクラスでも読んでる男子がからかわれたり、私自身も「なんか大人の人が読む漫画ぽい」と思っていて全く読みませんでした。
 
 
高校生の頃に友人から「恋愛漫画の傑作だから」と勧められて読んでみて、見事にハマったどころか何度も号泣。
 
これはコミックス買わねばと古本屋で全巻買いそろえて何度も読んで泣いた、私にとって傑作恋愛漫画の1つになりました。
 
 
個人的に恋愛漫画の最高傑作は「めぞん一刻」ですが、「電影少女」も指折りに入る傑作です。
 
「めぞん一刻」、「電影少女」、「砂時計」が私にとっての恋愛漫画ベスト3かなあ。。。
 
 
 
ちなみにここ数年の少年ジャンプ作品でハマってるのは連載終了を迎えたのも含めて「ハンター×ハンター」と「銀魂」と「ブリーチ」と「暗殺教室」。
 
「ワンピース」はエース救出編の後に脱落して続きは読んでません。
 
「ハンター×ハンター」はダントツで面白すぎて、最新巻は毎回3回は読み返します。
 
というかそれ位読み返さないと難解なストーリーが理解出来ないんですよ。。。
 
 

本当はジャンプ作家になりたかった20代

 
黄金期の作品が次々と連載終了して一時は他の少年雑誌に抜かれかけた少年ジャンプですが、「ONE PIECE」や「NARUTO」「BREACH」らの出現により再びダントツ1位に返り咲きます。
 
 
少年漫画家を目指した経験のある人の9割は「少年ジャンプ作家」を一度は夢見た事あるんじゃないかな、と思います。
 
 
私もその1人です。
 
 
もちろん、私が実際に賞を頂いた&読み切りを掲載してもらった、他の2大少年雑誌も超大手ですしライバル多いし、この雑誌に載れるのは凄い事です。
 
並大抵の覚悟と努力じゃ絶対に受賞なんて出来ません。
 
 
でも、「少年ジャンプ」という雑誌はこの2大雑誌さえも甘く見えてしまうくらいに群を抜いて厳しかったです。
 
私は約3年間の少年ジャンプ持ち込み&門前払いの期間を経て、ようやく他雑誌に持ち込みにいく決意をして、そこで恩師となる編集者に出会うのですが
 
マンガ家になってからも読んでいた漫画はみんな少年ジャンプ漫画で、ジャンプ漫画以外で読んでいた少年漫画は高橋留美子先生と藤田和日郎先生の作品だけ。
 
自分がアシスタントしていた先生の作品すら読んでなかったという裏切り者でした。
 
 
 
なんでそこまで少年ジャンプ掲載にこだわっていたかというと、色々な理由はありますが一番は「鳥山明先生と同じ雑誌に載りたかった」から。
 
 
今はもう漫画家時代よりも楽しい生き甲斐を見つけたので漫画の世界に1ミクロンもの未練もありませんが、「少年ジャンプ展」はそういった自分の思い出や青春時代を思い出させてくれる場にもなりました。
 
 
 

「集英社」×「森アーツ」のマーケティング力の3つの凄さ

 
ようやく本題に入ります。
 
 
「集英社」×「森アーツ」主催の展示会は何故他の展示会に比べて圧倒的に面白いのか。
 
今回ジャンプ展に行って改めて思い知ったそのマーケティング3つのポイントを私なりにお伝えします。
 
 
1、会場に着く前からワクワク感を盛りあげていく
 
私は毎回、有楽町線六本木駅から地下通路を通って森タワーまで行くのですが、駅について改札を出ると同時に、駅の柱、通路の壁にババーン!とイベントのポスターが貼られています。
 
さらに駅を出てすぐの長いエレベーターに乗ってる間も、観客の目線に合わせた特大ポスターがお出迎えしてくれます。
 
某テーマパークと同様に「会場に着くまでの道で観客のワクワクのボルテージを上げていく」わけです。
 
 
2、開始直後の心を鷲掴みにするエキシビジョン
 
入場するとすぐに案内されるのが特別シアター。
 
このシアターではわずか5分~10分程度の短いエキシビジョンを観るのですが、この創りが本当に上手い。
 
中でも「ワンピース展」の時は圧巻でした。
 
観客目線でゴーイングメリー号が大海原へ飛び出す所からスタートし、各島に着くごとにその島で出会うキャラ達が「ドン!」とコミックスのコマのままで登場。
 
島に向かってる途中には各キャラ達の名エピソードが流れるのですが、これも勿論すべて原作コミックから切り取ったコマ達が物語の進行にそってバンバン出てきます。
 
ナミとベルメールさんの過去エピソードを観た後のアーロン一味登場、エースとのエピソードを見た後に赤キジ・青キジ・黄キジが登場、といった感じで、わずか5分、10分のエキシビジョンで観客は一気にワンピースの世界に引きこまれます。
 
そして私はこのエキシビジョンの時点ですでに泣いてしまい、そんな私を見て爆笑した男友達も私の事を笑いつつ泣いてましたから!
 
 
編集者は最初の3ページを読んだだけでその漫画が面白いかどうか判断しますし、読者は知らない作家の漫画をパラ見した時に一瞬でも目を引くコマがないと読まないと言われています。
 
ハリウッド映画もわずか数分の予告編で観客に「この映画観たい!」と思わせないといけません。
(最近の予告編は見せ場を全て見せてしまって、やり過ぎだと個人的には思う事もありますが)
 
 
どんな世界でも「最初にいかにお客さんの心を鷲掴みに出来るか」はメチャクチャ重要です。
 
その展示会に入って5分で心を鷲掴みにされてから展示を見るか、何も心動かされない状態で展示を見るか、感動度は全然違います。
 
 
ちなみに他の会場で開催された展示会でも森アーツを真似たのか、入ってすぐにエキシビジョンを見た事があったのですが、これが面白い位に感動しなかった。
 
 
何でもかんでも映像を見せりゃいいっていうもんでもないんですよね。
 
このつまらなかったエキシビジョンの話については、次の3つ目のポイントでもお話します。
 
 
 
3、「好きでたまらない作り手」の熱い想いが伝わる
 
ワンピース、ジョジョ、ドラクエ、どれもファンはかなりコアですし私も相当コアなファンです。
 
ファンは展示会を見て「自分と同じくこの作品を好きな人が作ってるか、そうでないか」というのは見抜きます。
 
 
森アーツの凄いところは毎回「この展示会を創り上げた人は誰よりもこの作品のファンなんだろうな」という熱い想いが伝わってくる所。
 
私が会場入って5分でワンピースのキャラばりに鼻水たらして号泣したとはいえ、そのエキシビジョンが「何となくこんな感じの映像作っときゃ客も喜ぶだろ」という人が作っていたら間違いなく泣きません。
 
 
お客さんの事を真剣に考えながら「あああ・・・このシーンでサンジがさあ・・・」って映像作ってる本人も鼻水たらして泣きながら作ったであろう熱い想いがこもってるからこそ、同じファンが見てドドン!と突き刺さる映像になるんです。
 
 
 
森アーツで展示会を開催したゲームのイベントが数年後、都内の別の会場で第二弾イベントとして開催されました。
 
森アーツの時はエキシビジョンにまたも号泣し(というか毎回泣いてます)、展示会が終わった後も興奮が冷めなくて一緒に行った友人と熱く語りあってました。
 
で。。。その第二弾も同じ友人と行ったのですが、最初のエキシビジョンを観た感想が
 
「この映像を作った人はこのゲームを本当にプレイした事があるのだろうか・・・」
 
という非常に冷めたものでした。
 
一緒にいった友人も全く同じ事を言ってたんですよね。
 
 
何でこんなキャラを登場させるの?てかこのキャラ誰?なんでファンにはたまらないあのキャラ達が一人も出ないの?
 
終始「???」状態で、ポカーンとして映像を見てました。
 
メッチャかっこよさげな音楽でメッチャ最新の映像技術でクオリティだけは凄いのに「中身がからっぽ」でした。
 
 
 
やっぱりどんな仕事だろうとビジネスだろうと「好き」の気持ちって一番大事なんじゃないかな、と思うんです。
 
自分が好きでもない分野で「お客さん目線」になんてなれるワケないですから。
 
 
 

「少年ジャンプ展VOL.1」に行った感想

 
もう「期待以上に楽しかった」の一言に尽きます。
 
今回のVOL.1というのは、「少年ジャンプ創刊~1980年代」なので「ドラゴンボール」も初期だけ(マジュニアとの対決まで)だったし、私が生まれる前の連載漫画も結構あって正直あまり期待してませんでした。
 
でも展示会メチャクチャ面白かったし、実はちゃんと読んだ事ない有名作品(シティーハンターとか)も、展示会見てたらどの作品も漫喫で一気読みしたくなりました。
 
ジャンプに載ってる位だから時代関係なくいざ読んだら面白いんだろうなあ。
 
「少年ジャンプ展」の公式サイトはコチラ
 
 
今後もVOL2,VOL3と開催されます。
 
【週刊少年ジャンプ展 VOL.2―1990年代、発行部数653万部の衝撃―】
・開催時期:2018年3月~6月
 
 
【週刊少年ジャンプ展 VOL.3 ―2000年代~、進化する最強雑誌の現在―】
・開催時期:2018年7月~10月
 
 
VoL3も「ワンピース」、「NARUTO」、「銀魂」、「BREACH」等、今を牽引する名作達の展示があるので勿論楽しみなのですが
 
個人的には次のVOL2がメッチャ楽しみです。
 
ドラゴンボールも黄金期のナメック星編だし、ジョジョも一番好きな3・4・5部だし、幽遊白書、るろうに剣心、スラムダンク等、青春時代に読み漁った漫画達が登場するので、いよいよエキシビジョンで気絶するんじゃないのかしら私・・・。
 
 
 
 
「楽しく稼ごうメルマガ」登録はコチラ↓↓
ただ今メルマガ登録者限定レポートをプレゼント中♪

メルマガ

 
 
 
シノが稼げるようになった道のり&シノ限定特典について詳しく見てみたいという方は↓↓を参照してください。
 
「未来型トレンドマーケティング」実践して1日2万8千PV&月収30万越え達成↓↓